営業の場面では学ばせていただくことが本当に多い
- 青木善則 -Yoshinori Aoki-

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「営業は売る仕事」じゃなかった——現場で気づいた、失敗談の価値
営業と聞くと、なんとなく苦手意識を持っている方も多いのではないでしょうか。「売りつけられそう」「断りにくい」——そういうイメージを持たれがちな仕事ですよね。でも、実際にやってみるとわかることがあります。営業って、実はものすごく「学べる仕事」なんです。
話を聞くことが、いちばんの仕事
私は現在、長野県内の製造業の方々を中心に、電力調達の見直し提案をしています。製造業にとって電気代は経営に直結する大きなコストですから、どこからどう調達するかは、立派な経営戦略のテーマのひとつです。
でも、訪問してお話を伺っていると、電気の話だけで終わることはほとんどありません。採用や人材育成の悩み、集客の工夫、マーケティングの考え方……気がつけば、経営全般のお話に発展していることがよくあります。
私自身、まだまだ経営者としては未熟な立場です。だからこそ、長年事業を続けてきた方々から直接お話を聞かせていただけるのは、本当にありがたい機会です。教科書には書いていないリアルな経験値を、毎回の訪問で学ばせていただいています。
成功談は語られる。でも失敗談は?
世の中には、成功に関する情報があふれています。「こうやったらうまくいった」「この戦略が効果的だった」——書籍やセミナーで、そういった話を聞く機会はたくさんあります。もちろん、そこから学べることはたくさんあります。
でも、経営者の方々の話を聞いていると、あることに気づきました。
「うまくいかなかった話」が、ほとんど記録されていないんです。
失敗や試行錯誤の話は、成功談の「前段」として少し触れられることはあっても、それ単体でまとめられたり、共有されたりすることはほとんどない。でも、話を聞いていると、失敗のパターンには意外なほど共通点があります。
「あのとき、こういうことをやったらうまくいかなかった」という経験が、ちゃんと整理されて地域の企業間で共有されれば、同じ失敗を繰り返す会社が減るはずです。ある会社の授業料が、別の会社の学びになる。それって、地域全体の資産になるんじゃないか——そんなことを、最近よく考えるようになりました。
電気の提案を超えた、もうひとつの役割
もちろん、私が訪問する主な目的は電力調達の最適化提案です。でも、こうして経営のお話を聞かせていただく中で、「単に電気を売る人」以上の存在になれたらいいなと思うようになってきました。
製造業の方々の経営を、電気という切り口を入口にしながら、側面からサポートできる存在。そんな役割が、自分には合っているんじゃないかと感じています。
営業が苦手な人へ
最後に、営業に苦手意識がある方に一言。
営業は「売りつける仕事」じゃありません。お客様の話をしっかり聞いて、「それなら自分はこういう形でお役に立てますよ」と伝える仕事です。主役はあくまでお客様。こちらはその課題に寄り添う、聞き手です。
そのスタンスでいられれば、営業はむしろ、他のどんな仕事よりも「人から学べる仕事」になります。現場に出れば出るほど、自分が豊かになっていく感覚がある。それが今、私が営業にやりがいを感じている理由のひとつです。
それでは、今日も元気にがんばローズ🌹




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