電力業界の仕組みがわかってきたからこそ出てきたアイデア
- 青木善則 -Yoshinori Aoki-

- 9 時間前
- 読了時間: 3分
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捨てていた花の茎が、電気になる日——花屋発・循環型エネルギーという夢
電気の業界って、正直よくわかりにくいですよね。料金の仕組みも、会社の種類も、なんだか難しい言葉ばかり。私自身、関わりはじめてからようやく「そういうことか」と見えてきたことがたくさんあります。でも、見えてきたからこそ湧いてくるアイデアがある。今日はそんなお話をさせてください。
花屋から生まれた、ある問いかけ
私はこれまで15年ほど、お花の業界に関わってきました。その中で取り組んできた活動のひとつが、「廃棄されている花の茎を活用する」プロジェクトです。
花束やアレンジメントを作るとき、花屋さんでは茎を必要な長さに切ります。その切り落とした茎、今まではただのゴミとして処分していました。処分するだけでなく、費用もかかっていたんです。
そこで、この茎を素材として再活用できないか、というのがはじまりでした。現在は、乾燥させた茎を材料にした小さな器を作り、使い終わったら土に埋めると自然に還る——そんな循環型のものづくりに取り組んでいます。
「この茎、発電に使えないかな?」
電気事業を学んでいく中で、ふと浮かんだ発想がありました。
「花の茎って、植物だよね。バイオマス発電の燃料になるんじゃないか?」
バイオマス発電とは、木くずや農業の残渣など、生物由来の素材を燃やして電気を生み出す方法です。再生可能エネルギーのひとつとして注目されていますが、コスト面など課題も多く、なかなか普及が進んでいないのが現状です。
でも、もし花屋さんの捨てていた茎がその燃料になったとしたら——。
花から電気へ。美しい循環のかたち
頭の中でイメージが広がりました。流れはこうです。
生産者さんが花を育てる → 市場を通じて花屋さんに届く → 花束やアレンジメントに使われる → 切り落とされた茎をバイオマス燃料にする → 電気をつくる → その電気を花屋さんが使う
花屋さんは茎を「売る」ことで収入が生まれるかもしれない。電気代は安くなる。使う電気はクリーンエネルギーになる。ゴミだったものが価値を持つ。
こんなに美しい循環、実現できたら最高です!
この構想は、先日デジタルグリッド社の方と話す中で一気に輪郭が見えてきたアイデアです。私が販売パートナーとして関わるデジタルグリッドプラットフォームは、電気を作る側(発電家)と使う側(需要家)をつなぐ橋渡し役です。だからこそ、こうした新しい座組みをつくることができると感じています。
電気も、自分で選べる時代へ
もうひとつ、この仕事を通じて感じていることがあります。
電気の契約って、今はまだ「提示されたプランに乗るか乗らないか」という選択肢しかないことが多い。でも本来は、スマホの料金プランのように、会社ごとに最適な組み合わせを自分たちで選べる時代になっていくべきだと思っています。
10社あれば、10通りの事情があります。どれだけ電気を使うか、どんなエネルギーを使いたいか、コスト重視か環境重視か。それぞれに合った選択ができる世の中に、少しずつなっていってほしい。
デジタルグリッドプラットフォームが「プラットフォーマー」という立場にいるからこそ、その自由度を実現できると感じています。
花の仕事から電気の仕事へ。一見バラバラに見えるかもしれませんが、根っこには「循環させたい」「もったいないをなくしたい」という同じ思いがあります。これからも、花と電気と人をつなぐ仕組みづくりに挑戦していきます。
それでは、今日も元気にがんばローズ🌹




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