こんにちは。株式会社JOUROでライターをしている岩田紫苑です。
JOUROは、花に関わる新規事業及び新商品/サービスの創出を共創・支援する会社であり、先月より新プロジェクトが立ち上がりました。
そのプロジェクトとは、フラリボン~本でつなぐ花と子どもの未来プロジェクト~です。
ご自宅で眠っている古本を回収させていただき、その査定額と同額分のお花を、NPO法人を通じて10代の子どもたちに贈る取り組みです。
プロジェクトの流れはこちら。
まずは、STEP1として
プロジェクトに賛同している花屋さんに、読み終えた本を持っていく
個人で集荷依頼をかけて、段ボールに詰めた本を配送してもらう
ところからスタートします!
趣味嗜好品である花は、無くても困らないけれど、生活に取り入れたり、触れることで、心が豊かになったり、癒される。この花のパワーを誰よりも強く感じながら、現場で働く花屋さんは、多くの子どもたちに「花のある生活を体験してもらいたい!」と強く願っています。しかし、生まれ育った環境や教育など、様々な事情によって、「きっかけ格差*」や「体験格差**」が広がっている。そんな実状をふまえて、花業界10数名の有志が中心となり、立ち上がった企画になります。
現在は、山形県山形市や新潟県上越市、千葉県流山市、佐賀県神埼市など、全国各地で古本の回収拠点を増やしている段階ですが…
さっそく来月には、NPO法人カタリバさんでイベントが開催されることが決定!ここに向けて、7/15までに古本を4000冊集める必要があります!
プロジェクトに共感・賛同いただける方は、こちらから気軽に連絡いただけると嬉しいです!具体的に、本の集荷依頼方法などをお伝えします!不明点などもお気軽にお問い合わせくださいね。
沢山の本をお花に変えながら、子どもたちに文化体験機会を提供できるように、私たちはこの活動を継続してまいります。
教育機会が平等に行き届いていると言われる日本ですが、
生まれ育った環境や受けた教育によって、
意欲と創造性を育む「きっかけ格差」は広がっていると感じています。
その背景には、地域特性や家庭環境、震災など、様々な事情があります。
日本でも、自分自身の子どもに対して様々な「体験」を与えたいと願い、実際にその機会を与える親は数多く存在する。だが、それがあくまで個々の家庭ごとの話にとどまっている限り、裕福な家庭に生まれた子どもたちはともかく、低所得家庭の子どもたち、あるいはその他のハンディキャップを抱えている家庭の子どもたちは、誰からのサポートも得られずに置き去りにされるだろう。そして、実際に置き去りにされてきたのだ。
重要な分岐点は、「私の子ども」だけではなく、「すべての子ども」に対して、「体験」の機会を届けようとするかどうかにある。「体験格差」をなくそうという意思を、社会全体として持つかどうかにある。
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