日本和紙クラフト協会 五十嵐純子さんインタビュー前編

こんにちは、JOUROライターの岩田紫苑です。

新年がスタートしたと思ったら、あっという間に2月に突入!

花卉業界では、先日の愛妻の日を皮切りに、フラワーバレンタインなど、母の日までイベント続きですね。皆様いかがお過ごしでしょうか。


現在JOUROでは「虹ノアトリエ」いう花業界専門のオンラインサロンを運営しています。

ありがたいことに、サロンメンバー数は400名を超えてきました。皆様、日々精力的に活動されているため、サロンメンバーさんの活動をレポートさせてください。


本日ご紹介するのは、ご自身の生花店を営みながら、福井の伝統工芸「越前和紙」の良さを広めるべく、尽力されている五十嵐純子さん。





生花店でのご経験をいかし、越前和紙でお花を作っています。

生花そっくりで、思わず目を凝らして見つめてしまうほど、繊細な造り。



前編では、越前和紙でお花を作るきっかけや、代表を務める「日本和紙クラフト協会」について、伺いました。


お花屋さんでの勤務のきっかけを教えてください。

生花店を始めたきっかけは、子育てがひと段落し、好きなことを仕事にしたいと思ったからです。

45歳でお花の資格をとり、48歳の時に生花店を始めました。始めるまでの3年間は、結婚式場などに装飾を行う生花店、スーパーの隣にある生花店、2店舗で下働きをしていました。

現在も自分の生花店で、マネージャーをしております。


越前和紙との出会いや、和紙でお花を作ってみようと思ったきっかけを教えてください。

義父が、越前和紙の職人でした。全体の厚さが均一になるように、丁寧に紙漉きをしていきます。5センチ幅の端を切り落とし、和紙が出来上がるのですが…私はそこに着目しました。5センチ幅の捨てられてしまう和紙(損紙)で、お花を形作ってみたのです。幼少期に、私の祖母が紙でチューリップを作っていたのを思い出し、そこからヒントを得たのもありますね。


越前和紙でお花を作るにあたり、生花店での経験がとても役立ちました。

いつかは枯れてしまう、という生花の宿命を日々痛感している。

だからこそ、生花店ではお花の姿や形を、丁寧に観察します。

その観察力をいかし、越前和紙で花びら1枚1枚を表現し、お花を作れるようになりました。


しかし、1つずつ手作業なので、1つのお花を完成させるのに、40分程度かかります。プリザーブドフラワーの代わりとして、アレンジメントを販売したくても、大量生産ができません。そのため、仲間を募りました。同時に、私自身、少しずつ和紙の需要減少も意識しはじめます。そして、越前和紙の魅力を広め、消費拡大を目指すべく、2017年7月に日本和紙クラフト協会を設立しました。





捨てられてしまう切れ端(損紙)で、お花を作るというエピソード。

とても素敵ですね。日本和紙クラフト協会では、どのような活動をされていますか。


越前和紙は1500年継承されてきた福井の伝統工芸品です。もとは、4~5世紀頃に中国から伝わりました。現在の紙幣にあたる福井藩札の生産を果たし、産業として成り立ちます。この和紙文化や、古くから受け継がれてきた技術を、後世に残したい。越前和紙を使い、福井という地域のコミュニケーションを活性化したい。

そんな想いで立ち上げました。


活動としては、教育事業、社会貢献事業、販売事業などがあります。


教育事業では、一般の方に、越前和紙でクラフト(工芸品)を作る教室を開いたり。指導者を養成したり。

社会貢献事業では、こどもや高齢者、障害者の方々に、和紙のものづくりの楽しさをお伝えしています。

販売事業では、協会の会員様の商品を販売するECサイト「あいりぃ」を運営しています。





お忙しいなか、インタビューに応じて下さり、ありがとうございました。

越前和紙のお花が、捨てられてしまう損紙がきっかけだったとは…

現代において、欠かせない視点ですね。

心優しいお人柄を感じる、素敵なエピソードでした。

後編では、五十嵐さんが思う越前和紙の魅力について伺います。


▶︎日本和紙クラフト協会

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