予想外の出来事から生まれた、子どもたちとの特別なバラ園体験
- 岩田紫苑
- 2 日前
- 読了時間: 3分
こんにちは、ライター&広報PRの岩田紫苑です。
先日「Flowers for children」の活動として、認定NPO法人カタリバさんの子どもたちと一緒に東京・葛飾区の「小森谷バラ園」を訪れました。5月から6月はバラが最も美しく咲く季節ということで、子どもたちにバラの収穫体験を楽しんでもらおうと企画していました。

ところが、体験日の4日前に小森谷さんから予想外の連絡が入りました。「申し訳ありません。蕾が虫に食べられてしまい、バラが開花していません。今年は例年より早く咲き始めたこともあり、今シーズンのバラ収穫体験は既に終了してしまいました...どうしましょうか...」
この突然の知らせに驚きましたが、自然を相手にしている以上、こうしたことは仕方ありません。小森谷バラ園では農薬を一切使わず、太陽の光と水だけでバラを育てているため、虫もつきやすく害虫の被害も受けやすいそうです。
それでも、楽しみにしている子どもたちに何か素敵な体験を届けたい。そんな想いから、急遽プログラムを練り直すことにしました。新しく生まれたのは「バラを五感で感じよう!小森谷バラ園で『見る・さわる・かぐ・味わう・知る』体験」です!
私たちにとっても予想外の出来事でしたが、昨日と今日の2日間、無事に開催することができました。
今日は、子どもたち6名と引率スタッフ3名が参加しました。自己紹介から始まり、最初は少し緊張気味だった子どもたちでしたが、ハウス内で小森谷さんのお話を聞いたり、少しだけ咲いているバラをカットしてその場で花びらをかじってみたり、香りをかいでみたりするうちに次第に表情が明るくなっていきました。

小森谷さんが保管している冷凍の花びらを使って、ハウスのそばでジャム作りにも挑戦。暑い中でしたが、好奇心旺盛な子どもたち。一生懸命に鍋をのぞきながら煮詰めてくれたり、花びらの変化に気づいてくれたりしました。最後の試食では「美味しい!」とおかわりする子どももいて、私もとても心豊かな時間を過ごすことができました。


帰り際、子どもたちもスタッフの皆さんも笑顔で「楽しかった~!」「美味しかった~!」と次々に感想を伝えてくれたのが、とても嬉しかったです。収穫体験ができないからといって諦めて企画を中止せずに良かったなと、私も心が揺さぶられる気持ちになりました。カタリバのスタッフさんからも「次回もぜひ!」とお声がけいただいたので…
次こそは!!満開のバラ園で皆さんとの再会を果たしたいと思います。
「Flowers for children」は、こども向けに花育活動をする皆さまを後方支援する任意団体です。花育活動家の置かれている状況や、子どもを取り巻く環境の複雑化から、花育の必要性を感じ、今年1月有志で立ち上げた小さな団体です。
沢山の子どもたちに花育を継続的に伝えていきたいので、花育活動家への応援やご支援をいただけると嬉しいです。どうぞよろしくお願いいたします。
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