風の時代の花業界



こんにちは。JOURO(ジョウロ)代表の青木です。「虹ノアトリエ」という花業界専門オンラインサロンを運営したり、花と緑に関するサービスの開発提供をしています。


2021年1発目の記事です。 みなさんは「風の時代」ってわかりますか? 結構トレンドにもなっていたワードだったんですね、最近知りました💦 で、調べてみたらこちらの記事があったのでシェアします。


以前から世の中に対しても業界に対しても「今のままじゃいかん」とは思っていたものの、ひょっとしたら単なる個人の価値観に過ぎないかもしれないという想いはほんのちょっぴりありましたが、今は違います。


はっきりと、明確に。 コロナがきっかけにはなったけど、今まさに時代の移り変わりを感じています。それまで漠然と感じていたものが、コロナによって浮き彫りになりました。過去にしがみつこうとする人は容赦なく振り落とされ、変化に対応しようとする人は、今は苦しくてもなんとかこれからの時代の兆しが見え始めている。(既に大きな業態変化を遂げて成長に繋げた人も多い)そんなタイミングではないでしょうか?


記事にもある今まで約250年続いてきた「地の時代」はもう終わりました。その時代の中で培われた常識はもう非常識になっていくのです。言葉で片付けるのは簡単ですが、その時代を生きてきた人(僕もそうです)にとってその変化は簡単ではなく、しかも成功体験をしている人ほど、過去にしがみつきやすいのかもしれません。


でも「今」を生きている以上、大切な人を守り続ける以上、前を向かなきゃいけません。つまり「風の時代」に適応していかなきゃいけないんです。その適応ができなければ時代に取り残されます。

2021年はまさに新時代幕開けの1年です。

花業界はどう変化していくのか?


この一覧のように価値が変化していくと言われています。一つずつ具体的に花業界ではどういった変化が予想されるのか?考えてみました。


お金・物質 → 情報・体験・人脈

✔︎「花」というモノ(あえてここではモノと言いますが)そのもの自体をどう提供するか?ではなく、花を通じた情報や体験の提供をいかに業界として提案できるか?にシフト。単に花をモノとして扱って販売する花屋さんはどんどん淘汰されていくでしょう。 ✔︎「お金」の価値の低減が叫ばれています。価値と価値の交換ツールとしてのお金の価値が低減するということは、それに代わる価値を感じるものがあれば、「物々交換」のような価値交換がもっと台頭してくるかもしれない。その時に「花」もありうるかもしれない。


所有する → シェア(共有)する

✔︎花屋という「店舗」を花屋さんごと所有(賃貸契約も含めて)するのはもちろん定番として残りつつも、シェアして利用する時代が来そうです。美容室業界では既にありますが、例えばオーナーが賃貸契約を結んで、その店舗をシェア店舗として契約フローリストに解放する。これはありかもしれない。

※美容師業界ではこのようなサービスが既に提供されています


✔︎花屋さんの頭を悩ませる「配達」。計画的にできる配達とそうでない突発的な配達がある。いずれにせよ小規模事業者の花屋さんが大半の中、配達に出ることで店をクローズにしなきゃいけないこともザラ。だとすれば、「花屋さんの配達専門サービス」があって、それを一手に担ってくれれば業界の救世主になるかも。また配達はお届け先の反応が直接見ることができるラストワンマイルの仕事でもある。そこに特化することで「サービス」としてっクオリティ向上を追求しやすくなる。現状の花屋さんではこれはなかなかできない。


固定 → 移動・流動

✔︎既に存在はしていますが、移動販売の花屋さん。どこか決まった場所に店を構えるのではなく、もっと自由に、ニーズに合わせて移動する花屋さんが今後もっと増えそうな予感です。都市部なら車はもちろんのこと、自転車もありますね。「花と移動」の相性はビジュアル的にもとっても良いと思っています。花屋さん自身が移動販売するのはもちろんですが、その仕組みをパッケージ化して一般の方に「体験」として売り出すのも、お花好きな女性にはウケるかも。※例えば自転車の籠いっぱいにお花を敷き詰めて、「1時間1,000円」で近隣をサイクリングできる体験な


※花束アレンジのような「技術」が要求されると花屋さんだけしかできないけど、切花専売なら裾野は広がりそうかな。それでも専門知識は必要だな、、、花の鮮度をどう保つかなど課題は沢山ある・・


安定 → 革新

✔︎「花屋は儲かる」とか「花屋は潰れない」と短絡的に考える人が実は未だにいたりもします。やり方次第でしょうけれど、花屋を経営すれば安泰のようなことは絶対にあり得ません。上記で既にいくつかアイデアも具体的に書いていますが、これらのように今までの常識に捉われず革新していく時代です。コロナきっかけで既に実践されている方もいるでしょうけど、そのスピードが益々加速していくと思われます。ただお花を仕入れて販売するという待ちの姿勢の花屋さんは消えていくでしょう。


蓄積 → 循環

✔︎例えばですが、花屋さんは大量の資材を在庫として抱えています。スタンド花の脚、ラッピング材、アレンジに使う器、花瓶、装飾で使う備品など。これらをどんどん在庫して時間が経ったら処分するのが今まで。でもそうじゃなくて、シェアしたり欲しいという他の花屋さんに安く提供したり、はたまた全く別の業種で用途があれば販売機会を儲けたり、やれることはありそうだ。 ✔︎SDGsの文脈で語ると、例えば廃棄されるお花は既にフラワーサイクリストさんが活躍していますが、必ずカットされる茎はそのまま廃棄されるので、それを活用して土に還る商品を作ったり、漠然としすぎていてすんませんが、「ただ廃棄されるモノ×循環」というフレームを持っておくだけで、アンテナが立ちますね。

(こちらは100%古紙でできた土に還るプランター)



性別・国籍・国境 → ボーダレス

✔︎人の行き来は自由なので(コロナは一旦置いといて)、フローリストの技術があれば世界どこへでも行ってその技術を披露することはできる。つまりアーティストとしての活動領域はまだまだ可能性に満ち溢れていると感じています。


✔︎インターネットの時代。これも使わない手はない。ネットを活用して国や地域を超えて技術そのものを提供していくことは物理的には可能ですね。(何を提供するかはさておき)花はそれほど自由です。花そのものを移動させようとすると、管理の問題があるので困難ですが、それなら人が動けばいい。


組織・会社 → 個人・フリーランス

✔︎他の業種にも言えることですが、今後ますます花屋さんに属さないフリーランスのフローリストが増えるでしょう。ただ個人になればなるほど大きな仕事は受けにくくなるし発見されにくくなる。だからユーチューバーさんがUUUMに所属しているのと同じように、フローリストもどこかに所属してプレゼンスを向上したり、大きな仕事を受けられる体制作ったり、個人ではできない領域の仕事をする環境を整える。こんなことも必要なんじゃないかな?というかうちで、それをやりたい。

「フローリスト専門マネジメント事務所」 で、そのフローリストのマネージャー的な立場の人が僕のようなフラワーディレクター



縦社会(上司・部下)・肩書き → 横のつながり・友人・仲間・対等

✔︎フリーランスや個人で活動する人が増えていく以上、当然縦社会ではなくなります。横のつながりで「誰と仕事するか」がとっても重要になってくる。というか今既にそうなっていますよね。仕事って楽しいものだから、その楽しみを仲間と呼べる信頼のある人と共有したい。そんな時代が益々加速しますね。


成功・上昇 → 心の喜び

✔︎モノで溢れる時代、もっともっと心の豊かさを求める時代になっていきます。その豊かさを実現できる仕事の在り方、時間の使い方、こうした価値観が広がっていくでしょう。花屋という仕事も「売上至上主義」ではなくなるでしょうね。花屋という側面を持ちながら他に何か別の仕事をする人など、花との向き合い方がもっともっと多様化していくでしょう。


自力で達成 → 協力し助け合う

✔︎自分一人でできることには限りがあります。でも到達したい何かがあったとしたら、一人で歯を食いしばって頑張るのではなく、仲間と協力し助け合ってその喜びを共有していく時代です。「共有したら技術が盗まれる」「アイデアが漏れる」そんな考えはもう時代遅れです。


常識・既成概念 → フレキシブル・斬新なアイデア

✔︎時代が変わったわけですから、「今までこうだった」という価値観で考えるのではなく、その思考の枠組みを突破して思考することが必要になってくるでしょう。そういう意味でも僕のフラワーディレクターという立場は、どこか業界を俯瞰できる立場でもあるので、益々必要になってくるでしょう!


ほんの一部ですが、ここで書いたように時代の変化に乗って業界として花屋として、在り方を変化させていきましょうね。花の可能性は無限大です!

それではみなさま、今日もがんばローズ🌹


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