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オリジナルの価値の低減

(今日の記事を音声で楽しみたい方はこちら↓)


 

新作とか新商品の価値の低減というようなテーマでお話をしたいと思います。

これ何かというと、いろんなところで言われてますけれども、もはや物が溢れすぎている時代だし、それに加えてAIというものが登場してきましたよね。チャットGPTも出てきました。新たにゼロイチで何かを作るという領域は本当にないに等しいというか、それだけスーパーハードルが高い領域だということは言わずもがなだと思います。ただその中で何かビジネスを展開しようと思った時に、新商品を展開するとか、オリジナルですね。オリジナルで何かを作ろうとするこの難しさになかなか気づいていないケースも非常に多いんじゃないかなと思いますし、自分自身もハッとさせられることが多々あるんです。


今考えている一つの事業というかサービスがあって、その中で扱うものについても、自分でオリジナルでいろいろ作ってみたいなという気持ちはすごくあるんですよ。沸々と湧いてきちゃう。けども、もはやそこに新たらしさがないというか。だったらキンコ西野さんとかもその辺さすがだなと思うのが、基本OEMなんですよ。それをすごく上手に活用されていらっしゃる。見た目やパッケージとかはチムニータウンという会社のブランドに合わせてもちろんデザインされていますが、中身はゼロイチで全部作っているわけじゃないんですよね。コーヒーも然り、美容品関係も然り、シャンパンも然り。けど、そのセレクトの仕方とか見せ方、こういったところで多分差別化を図っているんだと思っています。


だから身近なところでいうと、僕が尊敬する経営者で、本当に20年来よくしていただいている経営者もアパレルの経営者なんですが、セレクトショップとしてすごくセレクト力が超絶プロですね。めちゃくちゃセンスがいい。そこでまずトップを取って、突き抜けた後でお客様が増えた時にその後でオリジナルというものを無理ない範囲で少しずつ展開している。そんなような順番ですね。なるほどなぁと思ってすごく勉強させていただいています。


例えばちょっとジャンルを変えてみると、楽曲なんかもそうですね、音楽。今ジュークボックスの価値というのが見直されているみたいですね、どうやら。僕は45になる年ですけど、僕ら世代が多分盛り上がれるのって90年代とか2000年前半、こういった年代の曲ってすごく今でもカラオケで歌ったりとか盛り上がれるじゃないですか。最新の新曲というより、そっちの方が盛り上がりますよね?やっぱりそれだけ新曲というのがどんどんどんどん溢れてきている中で、その価値というのが低減しているし、曲も残念ながらAIで作れるような時代になってきちゃっている・・。だったら今までの名曲と言われるものが、セレクトされているジュークボックス、こういったものの価値が改めて見直されているようなことを見たことがありますが、確かにそうだなと納得感があります。


なので何か新たに展開しようとする時も、僕自身がオリジナルで作るというより、すでに素晴らしい商品やサービスを展開している人たちがいるので、それを扱わせていただくというところはすごく大事にしたいなと思いました。その方が競合にもならないし、その人たちの力を借りられるということにもつながるでしょうし、どれだけ成功できるかは分からないけど、大きな失敗はないというリスクヘッジにもなると思います。いかに死なないかというのは大事だと思いますから、そういった意味でもどちらかというと賢い選択になっていくのかなと思います。皆さんはどのように感じますでしょうか。


そういう視点で見てみると、僕も過去自分のやってきたことを振り返ると、失敗だらけです、はっきり言って。残念ながら失敗だらけです。失敗してみて、「ああなるほどそういうことか」って失敗した上でようやく気づかされたことは多々ありました。なのでそれを踏まえてお伝えしたくて、こういったメッセージをしています。もうすでにある素晴らしいもの、それを扱わせていただく、オリジナルの価値の低減、そんな時代になってきたので厳しい時代でもあり、なんか優しい時代でもあり、いろんな価値観はあるかなと思いますが、そんなことをふと思ったのでメッセージさせていただきました。




それでは、今日も元気にがんばローズ🌹



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