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「地域との繋がりを大切にしながら、様々なコラボでお花を販売」フラワーデザイナー中村真理子さんインタビュー

こんにちは、JOUROライターの岩田紫苑です。

JOUROでは「虹ノアトリエ」という花業界専門のオンラインコミュニティを運営しています。ありがたいことに、参加人数は450名を超えてきました!

皆様、日々精力的に活動されているため、メンバーさんの活動をレポートさせてください。


本日ご紹介するのは、京都・北山でフラワーショップ&カフェ「real me」を営まれていた中村真理子さん。

コロナ禍、飲食店やバンケット運営会社の廃業に伴い、とても苦しい2年間を過ごされてきたそうです。

しかし、地域の方との繋がりやご縁を大切にしながら、積極的に活動されている中村さんに、これまでとこれからについてお伺いしました。





本日はよろしくお願いします!

中村さんが、お花屋さんを開業しようと思ったきっかけを教えてください。

お花との出会いは、とても早く、小学校1年生でした。お花をデザインする、フラワーデザインに出会ったのがきっかけで、お花屋さんになりたいと思い続けてきましたね。

卒業後、一般企業に一度は就職しますが、大阪の大手のお花屋さんに就職しなおします。その後、何店舗か経験したのち、50歳で独立しました。このまま定年退職するのは物足りないな…独立して、自分のお店をもちたいな…と思い、一念発起。

えいや!で始めましたね。店舗の隣には、カフェを併設しています。カフェをやりたいという方に、そちらはお任せしていましたが、コロナ禍に突入し休業。お花の店頭販売に絞りました。






夢を追い続け、有言実行。そして現在も続けられていて、素晴らしいです!

コロナ禍での変化を詳しくお聞きしても良いでしょうか。

はい、この2年間は正直、厳しかったですね。

というのも、京都の繁華街(祇園界隈)では、レストランや飲食店がコロナ禍で休業し、そのまま廃業するケースが多く…定期装花の件数が激減しましたね。さらに、ブライダルの契約をしていた、チャペルや披露宴会場などのバンケット運営会社も廃業してしまって…とても大変でした。

でも、反対に勉強する時間を設けることができたり、新たな活動のしかたを模索できたかなと…

今では感じています。


とても前向きなコメント…!例えば、どのような活動を始められましたか?

コロナ禍、私が中心となり、始めたものが「食エコミュージアム」というイベントです。

地域の方とご一緒して、お菓子やお野菜、お花を販売するマルシェのようなもの。

運営メンバーとは、月1回顔をあわせ「元気か~?」と近況報告をしながら、当日開催しています。

現在も継続しており、開催するたびに、運営メンバーとはどんどん絆が深まっていますね。





素敵な活動ですね、始めようと思ったきっかけはなんでしたか?

やっぱりコロナの影響ですね。1度目の緊急事態宣言の時は、飲食店も軒並み休業。スーパーに食料品を買いに行くだけ、の生活が長く続きました。私たちも、またお客様自身もやっぱり対面で、お話ながら、お買い物をする。このような機会を欲していました。そのため、昨年2021年5月から、イベントを開催することにしました。


確かに…たわいもない会話をしながら、対面でお買い物をする、という機会自体

緊急事態宣言下では、欠如していましたからね。

そうなんです、お野菜はこんな調理方法で、美味しくなるよ~とか。旬のお花をお勧めし、四季を感じてもらったり。お花や野菜、お菓子をただ売るだけでなく、プラスアルファのご提案をすることで、お客様も納得してお買い物してくださいます。


なるほど。スーパーでの買い物では得られない体験ですよね。

他には、どのような活動を始められましたか?

2つあります、1つは「花音(はなおん)ライブ」です。

コロナ前から、私の店舗で開催しはじめました。共通の知人を介して、歌手の方が声をかけてくださり、実現。ライブでは、ジャズやシャンソンを披露してくださいます。

そして、ライブ後はその余韻にひたりながら、フラワーアレンジメントのワークショップにご参加いただく、というイベントです。


コロナ禍になり、開催は控えておりましたが…

このご時世、マスクやアクリル板も必須だけど、心の癒しに音楽もお花も大事!と強く感じ、

感染対策をしっかり行いながら、再開しました。

参加者のなかには、感動して涙を流す方もいらっしゃいましたね。





2つめは、SDGsの勉強会に参加したことです。その勉強会には、カフェを経営する方も参加されていて、コーヒー豆の粕が土壌改良にも繋がる、と教えていただきました。

そのため、知り合いの農園にお願いをし、その粕を使って育てた地場野菜を、食エコミュージアムで販売したいな、と計画中です。また、その農園では、規格外と言われる野菜を収穫したり、最後の根っこを抜く作業をしたり、お手伝いもしています。






精力的に活動されていますね!

お花以外にも、携わろうと思ったきっかけは何でしょうか?

基本、食べることが大好きなので、フードロスをなくす取り組みを行いたいと思ったのがきっかけです。

また、野菜もお花と同じように育ちます。種をまき、芽がでて、花が咲き、実がなって、そこに種ができて…という循環。私たちは、この循環のほんの一部を切り取って、一瞬の命を扱わせてもらっている。

だから、より大切にしなければ、と思うんです。

さらに、生産者は美味しい野菜を作ろう!新鮮な野菜を作ろう!と一生懸命に作業しています。規格外の野菜については、その過程で、たまたま見た目が悪い野菜ができてしまった、というだけです。

これは、お花でも同じ。生産者は規格外を作ろうと思って作っているわけではないので、私は極力「規格外」という言葉を使わないようにしています。


とても共感します。規格外という言葉が独り歩きしてしまっている傾向はありますよね。


コロナ禍、様々な活動を始められた中村さんですが…

今後予定している、店舗を持たないお花の販売について、お伺いしても良いでしょうか?

はい、お花が店舗にあると、管理がとても大変です。お店を守ろうとすると、自分自身がかろやかに動けなくなってしまった経験もあり…気兼ねなく外出できるように、一旦店舗はクローズしました。


現在は、八百屋さんや雑貨屋さんとコラボをしています。

単に、委託販売ということではなく、お客様にも楽しんでいただけるよう、様々な提案をし販売しています。

例えば、八百屋さんの店内に、ドライフラワーをディスプレイしたり。

茶葉(カモミールティー)の隣に、実際にカモミールの苗を陳列したり。

ハーブティーを好む多くの方が、意外に、そのハーブの姿や形、成り立ちを知らなかったりします。

お客様の中には、「ええ!これがカモミールの苗なの!?」と驚かれる方もいらっしゃったり。


お花のワークショップについては、店舗を持たないので、カフェのスペースをお借りしています。

関西の8月は、お盆の需要があるため、お供えのお花を自分でアレンジするというワークショップを開催しました。それぞれ、お花の意味があるので、丁寧に説明しながら、みんなで楽しくアレンジメントをします。その後は、カフェでお食事をする、という流れです。


ありがとうございます。地域の方との繋がりを大切にしながら、

活動の幅を広げていらっしゃって、私も見習いたいなと感じました。

人との繋がりで、中村さんが意識していることはありますか?

また、活動する上で大切にしていることをお聞きしたいです。

Mr.Childrenの「タガタメ」という曲があります。

その歌詞に影響をうけたのかもしれませんね。誰かのために、自分は生きている。

その人は、どんなことを欲しているのか、ヒアリングするのか、私自身とても楽しいんです。

それを一緒にカタチにできたら嬉しいなと思いますし、その過程で、交流も深まります。


また、店舗はクローズしましたが、

店名である「real me」には、自分自身を突き詰めていく、という意味をこめています。

コロナ禍、2年間は非常に厳しかったですが、その苦労を糧として

現実から目を背けずに、活動してきました。

その苦労を積み重ねた先に、「ほんまもの」があると信じていますので。

これからも「ほんまもの」を目指して、頑張ります!


店名にご自身の想いを託していらっしゃったのですね、とっても素敵です!

本日はお忙しいなか、ありがとうございました!


1人で抱え込まず、助け合う。

人との繋がりやご縁を大切する中村さんのお人柄が、沢山うかがえるインタビューになりました。

今後のご活躍、楽しみにしております!


▶フラワーショップ&カフェ「real me」


▶フラワーデザイナー 中村真理子さん

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